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このところよく耳にする活性酸素。実は、生活習慣病を含むほとんどの病気の引き金になっているという。恐るべき活性酸素に対する具体的な予防法とは?
■活性酸素の正体■
1位ガン、2位心疾患、3位脳血管疾患。これは、99年度の死因順位(厚生労働省・人工動態統計)だ。活性酸素に詳しいお茶の水女子大学の近藤和雄教授は、「ガンや、動脈硬化が原因とされる心疾患と脳血管疾患は、活性酸素が深く関わっていることが近年の研究でわかってきた」と言う。一体、「活性酸素」とは何なのか?「活性酸素は、通常呼吸して取り入れた酸素の中の約1〜2%が変化したものです」(近藤教授)。人間が生活する上で必要なエネルギーを生成する段階で必ず発生するもので、体内に入った病原菌を退治する役割もある。しかし、「体内でその量が過剰になると悪さを始め、内臓、血液、骨などのすべての組織細胞を攻撃して酸化させてしまう」という。通常は、活性酸素の攻撃をブロックするスカベンジャー(抗酸化物質)によって、活性酸素の発生や活性を抑え、酸化した細胞を修復、再生しているが、スカベンジャーが減少し、抗酸化能力が低下すると細胞の酸化がどんどん進む。そして「酸化が進行すると各組織の細胞が傷害を受け、あらゆる病気を誘発していく」と近藤教授。特に「喫煙」「激しい運動」をしたときなど、活性酸素が生成されやすい。聖マリアンナ医科大学病院・栄養部の中村丁次部長は、「酸化が進んだものや酸化しやすい食材を食べたときも活性酸素は増える」と言う。
■日常でできる予防法■
予防法として、活性酸素が生まれやすい行為を抑制する努力をするのはもちろん、「活性酸素の増殖を促す食材はさける」「活性酸素を抑えるスカベンジャーを増やす」(近藤教授)。具体的には、活性酸素を増やしてしまう食材として、古い油などの酸化が進んだ食品が挙げられる。酸化しやすい不飽和脂肪酸を多く含むスナック菓子や、あらゆる加工食品に含まれている食品添加物の取り過ぎも要注意だ。活性酸素の攻撃をブロックするスカベンジャーには、大きくわけて2種類あり、体内で作り出される抗酸化酵素「SOD(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)、カタラーゼなど」、外部から取り入れなければならない「ビタミンC、E、B群、カロチノイド、その他の抗酸化物質であるポリフェノールなど」だ。「活性酸素を防ぐ特別のメニューはないが、1日30品目のバランスのとれた食事がスカベンジャーを増やすことにつながる」(中村部長)。意識して摂取したいのが、SODなどの抗酸化酵素の生成を助けるタンパク質、スカベンジャーの一つであるビタミン類。それらに加え、ポリフェノールなどのその他の抗酸化物質だ。ポリフェノールは、赤ワインや緑茶で摂取できるが、ただ飲めばいいというわけではない。「赤ワインは1日にグラス2杯(180ml)程度。飲み過ぎると肝障害を起こします。緑茶は飲んでから2時間で効力が低下するため、計算して飲むと効果的」(近藤教授)。また、大豆に含まれるポリフェノールの一種であるイソフラボンも抗酸化能力が高く、大豆が原料であるみそやしょうゆを適度に使用することで、手軽に摂取できる。「毎朝一杯のみそ汁を飲む習慣をつけると、効果が期待できる」(近藤教授)。また、カロチノイドを多く含むと言われている、カニ、イクラ、サケ、スイカ、トマトなどの赤色の食材を食事に取り入れる心がけるとよいという。「大気汚染によるオゾン層の破壊、紫外線、食品添加物、残留農薬、電磁波、ストレスという現代人を取り巻く環境は、活性酸素の生成を活発にする条件がそろっている」と近藤教授。悪条件の生活環境から自分を守る努力と、活性酸素の予防法を日常に取り入れることが、末長く健康を保っていくポイントといえそうだ。
■活性酸素は4種類!■
体内に発生する活性酸素は「スーパーオキシド」「過酸化水素」「ヒドロキシラジカル」「一重項酸素」の4種類があり、攻撃対象、酸化力の強さも異なる。また、各活性酸素によって、対抗できるスカベンジャーも違ってくるので、すべての活性酸素をブロックするには、バランスのよい食事が重要になってくる。
■抗酸化能力を高める食材■
@SODなどの抗酸化酵素を増やす
・良質のタンパク質(プロテインスコア100の食材)
卵、牛肉、豚肉、鶏肉、牛乳、ワカメ。※タンパク質の良質度はプロテインスコア(最高値100)による。
Aビタミン
・抗酸化能力を高めるビタミンC
パセリ、ブロッコリー、イチゴ、レモン、グァバなど。
・抗酸化力に優れているビタミンE
アーモンド、ピーナッツ、ゴマ油、コーン油、ウナギ、大豆など。
・β-カロチン
カボチャ、ニンジン、コマツナ、ニラ、ホウレンソウなど。
・ビタミンB2
卵、チーズ、干しシイタケ、牛・鶏レバー、牛乳など。
Bそのほかの抗酸化物質
・ポリフェノール
赤ワイン、緑茶、紅茶、ウーロン茶、チョコレート、ココア、玉ネギ、リンゴなど。
・カロチノイド
サケ、イクラ、カニ、トマト、スイカなど
・セレン
ゴマ
●お薦め品 ジューアールティー活性酸素の除去能力はなんと毒素排出が高いと言われる緑茶の50倍以上
赤ワインの130倍 生ぶどうの164倍!!
ポリヘェノール類含有量はなんと赤ワインの770倍生ぶどうの308倍!!
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