| どうしてせっけん? | ||
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| だからせっけん。やっぱりせっけん! 合成洗剤が生きるものと環境を傷つけていることは、広く知られるところとなりました。でも、せっけんを使う人たちは、まだまだ少数派です。せっけんカスが出るし、においが気になるし、衣類が黄ばんだり黒ずんだり、シャンプーするとベタつくようなきがするし・・・・・・と、せっけんの使いずらさに手を焼いている人はたくさんいます。上手に使えないいくつものトラブルに疲れて、やっぱり合成洗剤が使いやすいと感じている人もたくさんいるのではないでしょうか。でも、やっぱりせっけんを使い続けてほしいのです。「せっけん」も努力して、少しでも使いやすく利用してもらえるように頑張っています。せっけんを使うことは、健康と環境を考える初めの一歩。さあ、あなたも一歩を踏み出してください。使い続けて欲しい思いを込めて・・・。かならず自分流が見つかることと思います。 《せっけんのメリット》 @肌をまもる 人間の皮膚は弱酸性でせっけんはアルカリ性。せっけんが皮膚に触れると反応して分解し、界面活性作用がなくなってしまいます。つまり皮膚に吸収されないということ。分解が遅いために衣類にに残留して、皮膚にも影響し、からだにも侵入する合成洗剤との違いです。 A自然界をまもる 分解の早さはせっけんの大きな特徴です。環境に出ても速やかに(約1日といわれる)分解していき、最後には無害な炭酸ガスと水になります。これに対して合成洗剤は、分解しきれないものが環境中に残留して河川や海を汚し、界面活性作用をもち続けるために動植物へ影響します。 Bふんわり柔らかな洗い上がり これぞ、せっけんのメリット。ただし、ウールは酢か酸性リンスでアルカリ分を中和させたほうが、よりふっくらするでしょう。合成洗剤で洗うと、繊維がゴワゴワと固くなるため、柔軟仕上げ剤を使わなければなりません。柔軟剤の主剤は陽イオン系の界面活性剤で、皮膚や環境に悪影響を及ぼします。また柔軟剤は布の肌触りを改善しますが、本来水や汗を吸いとるべきタオルや衣類の吸水性を悪くします。 Cせっけんが誇る歴史 せっけんが歴史に登場するのは紀元前3000年。シュメールの粘土板に製造法が書かれているそうです。確実に使用されたのはローマ時代からということで、すでに3000年の歴史を持ち、安全性については十分な経験をふまえた物質といえるでしょう。一方の合成洗剤は1933年にドイツでABSが開発されて以来、さまざまなタイプの界面活性剤ができていますが、生体への影響や自然環境への安全性など、いまのところ、多くの問題点が解決されていません。 全自動洗たく機でおまかせ洗い 粉せっけんは全自動には向かない?いいえ、ちゃんと簡単に洗えます。じつは粉せっけんは合成洗剤よりも洗う力が強い。初めてせっけんを使う人も、以前に使ってイマイチだった人も、こんなふうにして洗ってみましょう。ここでは「粉せっけんを洗剤ネットに入れて洗う方式」「先に水で粉せっけんを溶かしてから、洗たく物を入れて洗う」を述べます。試してみて、自分に合った方法を見つけましょう。 〜洗剤ネット方式〜 洗剤ネットとは、粉せっけんを入れるネット状の袋のこと。市販のものでも、古ストッキングを再利用して作ってもOKです。ぬれていない洗たく物に直接パラパラとせっけんを振りかけると、せっけん粒が衣類に巻き込まれて、溶け残ったりします。粉せっけんをネットに入れることで、これは解消。合成洗剤と変わらない手順で、簡単に洗たくできます。 @洗たく物を適量入れる! 適量とは洗たく機のふたの表示の8割程度といわれる。回して確かめてみよう。 A粉せっけんを洗剤ネットに入れる! 40gの水位で、50gの使用が標準。粉せっけんのパケージにある標準使用量説明書を再確認しよう。 B洗剤ネットを入れて、スイッチ・オン! ネットから溶け出すのに時間がかかるので、洗い時間設定は、やや長めの7〜10分に。 Cすすぎ良ければ、すべて良し! 洗たくのかなめはすすぎ。すすぎが悪ければ、汚れの再付着・せっけんカス・黄ばみ・臭いなどの原因になる。ウールなどを、よりふっくらと仕上げたいときは、最後のすすぎ水に、せっけん用仕上げリンス剤(または酢大さじ2くらい)を落とす。 D脱水したら、すぐに干す! 早く干す、日光と風にあてるというのが、臭いと黄ばみを防ぐコツ。すぐに干さないときは、最後のすすぎ水にそのままつけておき、干す直前に脱水するとよい。 E洗たく機の後片付け! くず取りネットのゴミを捨てる。カビ防止のため、乾燥が肝心なので、ふたを開けておく。 〜「先に水」方式〜 炭酸塩などの助剤を添加していないタイプの粉せっけんで、「洗剤ネット」方式では溶けにくいものがあるようです。そんなときは、先に水で粉せっけんを溶かしてから、せんたくものを入れる、という方式にしてみましょう。2槽式洗たく機の場合もこちらの方式でどうぞ。 @水を低水位ラインまで入れる。お風呂の残り湯を利用しても、溶けと洗浄効率がよい。 Aスイッチ・オンで回し、適量の粉せっけん(前記洗剤ネット方式参照)をさらさらと振り入れる。 B粉せっけんが溶けたのを目で確認する。 C洗たく物を入れて、水位を決めて洗う。 D、Eは前記洗剤ネット方式と同じ手順で ※2槽式洗たく機は、すすぎの前に必ず脱水!! せっけんで洗い終わったら、すすぎの前に必ず脱水機にかけましょう。衣類のせっけん成分がしぼりとられて、その後のすすぎが早く、水も少なくてすみます。全自動洗たく機では、すすぎの前に自動的に排水・脱水されています。すすぎも1回目はためすすぎ、2回目は流しすすぎにすると、せっけん成分の残留も少なく、かなり節水になります。 洗濯6〜7分→脱水1分→ためすすぎ3分→脱水1分→流しすすぎ3分→脱水1分 ※脱水は1〜3分が目安です。 ★POINT1★ 「洗剤ネットで溶けない」のはなぜ? A:洗たく物の量が多すぎて、水がうまく回転していないせい。→衣類の量をぐっと減らした状態で再トライしてみて、それでもとけないのか、再確認してみましょう。 B:粉せっけんの量が多すぎたみたい。→粉せっけんのメーカーによって、使用量が多少違います。水30gに対し35g、40gに50g、50gに60gが大体の標準です。分量の見直しをしてみましょう。 C:それでも溶けにくいタイプのせっけん→前記の「先に水」方式か、お風呂の残り湯などぬるま湯で洗ってみましょう。 D:水温が高すぎても、よくない→粉せっけんによっては固まりをつくるものがあったり、溶けにくいものがあります。 ★POINT2★ 古ストッキングで洗剤ネットをつくろう! @つま先部分から20p以上の長さでCUTします。 A洗剤を適量入れる。 Bつま先部分から20p以上の位置で紐、ゴム等で結ぶ。 ※キチキチに作るよりも、ゆったり作ったほうが溶けやすいようです。袋に粉せっけんを入れても、なお余裕があるくらいにして、結びましょう。 ★POINT3★ 粉せっけんと水温の関係 粉せっけんの原料となる脂肪酸の種類によって、溶けやすい温度は異なります。水道水でも溶けますが、ふつうは20〜40度くらいでよく溶け、高い洗浄力を発揮します。節水のためにもお風呂の残り湯を利用したいものです。残り湯がつかえない場合、また寒い季節には、洗い時間をやや長めに設定すれば、水で必ず溶けます。メーカーによっては、比較的低温で溶けがよい、とうたったものもあるので、探してみましょう。逆に高温ほどよく溶けるかというと、高温用(業務用)に作られたせっけんでないかぎり、効果はありません。家庭用の粉せっけんは高温でゼリー状になってしまうものがあります。 参考:辻薦「洗浄と洗剤」(地人書館) ★POINT4★ 粉せっけんのパッケージの表示は、こんな意味 @品名/洗たく用せっけん→「家庭用品品質表示法」により、合成洗剤との区別がされている。せっけん分100%の界面活性剤に表示される。 A用途/綿、麻、レーヨン、合成繊維用→純せっけん製品ならば、このほかにウール用にも使える。(純せっけんとは炭酸塩などの添加剤がなく、純せっけん分95%以上の無 添加せっけんのこと) B成分/脂肪酸ノトリウム(純せっけん分)→せっけんの界面活性剤は脂肪酸ナトリウムか脂肪酸カリウム(液体せっけん)のみ。これ以外は合成界面活性剤である。 C成分/炭酸塩→洗たく液をアルカリに保ち、せっけんが効率よく働くように、添加されている助剤。またほぼ同じ役割のケイ酸塩を助剤として入れている製品もある。 |
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| 《ワンランク上の洗たくテクニック》 ●おちない汚れには・・・?● 白いソックス、運動着、シャツの汚れ、こうした泥汚れや脂汚れはなかなか頑固。洗たく機で普通に洗って落ちなかったら、下記の4通りの方法で、試してみましょう! @ソックスや衿の汚れに 汚れの箇所をぬらしててんでもみ洗いする。次に固形せっけんをぬりつけ、あとは洗たく機でふつうに洗う。 A衿の汚れやシミに 液体せっけんを汚れの部分に直接たらし、少しなじませたあと、洗たく機でふつうに洗う。 B丸洗いするときに 洗面器に汚れ物、酸素系漂白剤大さじ2、60度くらいのお湯(色柄物、薄地の衣類は40〜50度くらい)を入れ一晩 つけおきして、翌日すすいでから干す。 C下着の尿のシミに 小さい容器に70〜80度のお湯を入れて、下着を浸ける。ゴム手袋をして固形せっけんをシミにぬりつけ、酸素系漂白剤をパラパラと振って、よくもむ。少しおいてから、水ですすぐと真っ白に! ★POINT1★ 自然の白が美しい 「本当の白」が「ガーゼや包帯のような生成りの白」といわれたら、あなたは納得しますか?NOと否定する人の思い描く白とは、太陽光で青光りするような”輝く白さ”ではないでしょうか。人は少し青い色を、目の錯覚で白く感じます。買ったばかりの衣服は蛍光増白剤で染められており、私達もこうした”人工の白さ”を本来の白と思うように「教育」されてしまっているのです。粉せっけんは、蛍光増白剤を早く取り去ってしまうため、繊維(木綿、麻、絹)のもつ自然の生地の色が出てきますが、それを黄ばみや黒ずみと思ってしまう人もいるようです。合成洗剤にはほとんど蛍光増白剤が添加されていますから、洗うたびに無意識に蛍光染めを重ねていることになります(おしゃれ着専用の合成洗剤には添加されていない。色物・柄物は蛍光増白剤で白ちゃけてしまうから)。自然な生成り色が魅力の衣服なども、蛍光増白剤入りの合成洗剤で洗うと白く染まってしまうので、最近は洗たく表示に「無蛍光洗剤をお使いください」と入るようになりました。ところで蛍光増白剤は毒性物質の疑いがあり、分解が遅いために、少量の使用でも環境に出れば好ましくない影響をあたえます。見かけの白さにこだわって人工的に染め上げることは、洗たく本来の目的である「洗って清潔にする」こととは違います。蛍光染めにまどわされず、”からだや環境を損なうものはつかわない暮らし”を大切にしたいですね。 ●ウールも手洗いで・・・!● ポイントは3つ。@せっけんシャンプーで洗う。あるいは粉・固形・液体のせっけんのうち、無添加せっけん(純せっけん分95%以上のもの)なら使える。助剤に炭酸塩が添加されたせっけんはむかない。A洗いからすすぎまで、一定温度の水で。B水にぬれている時間をできるだけ短く。 洗いの手順 @毛玉やゴミをとる。 A押し洗い。洗い桶に水道水(またはぬるま湯)を入れ、セーターを手早く押し洗いする。つかみしぼりで水を切る。 Bシャンプーを泡立てる。水道水(またはぬるま湯)にせっけんシャンプーを入れて軽く泡立て、セーターを押し洗いする。 Cつかみしぼり。水気を軽く切り、水を代えながら2〜3回すすぐ。脱水機にかけるなら20秒くらいに。 Dリンスする。せっけんシャンプー用リンス(あるいは酢大さじ1〜2)を水で薄め、ひたして水ですすぐ。 E脱水層に20秒かける。 F開いて形を整え、日陰の風通しのよい場所に、なるべく平らに干す。 ※何度も水洗いしたセーターなどは縮みも少ないので、同じ色合いの数枚ずつ、洗たく機で洗ってもよい。ただし水流を弱めに、短時間で仕上げること!ウール用低速コースのある洗たく機なら、ネットに入れて洗える。 ★POINT2★ セーター洗いの御法度 @炭酸塩入りのせっけん(粉・固形・液体)を使わない=アルカリ度が高いので縮みの心配がある。ウール洗いと表示のあるせっけん(純せっけん分95%以上)か、炭酸塩無添加の液体せっけん、せっけんシャンプーにする。 A雑巾のようにねじってしぼらない=繊維や編み目がよじれる。 B違った色合いのセーターをまぜて洗わない=色が移ったり、毛の繊維が他にくっついたりして、後で取れなくなるので注意。 C穴やほつれをそのままにして洗わない=穴が広がったり、形が崩れたりして被害が大きくなる。 D洗い・すすぎの途中で水の温度を変えないこと=縮んだり、毛が固くフェルト化する。 ●麻・シルクなどのおしゃれ着洗い・・・● ポイントは3つ。@ぬいだら、なるべく早く、汗じみ防止の応急処置を。A洗たく表示を見て、手洗いかクリーニング店に出すかを決める。 Bひんぱんに洗わないジャケットなどは、ぬいですぐブラシをかけ、半日つるして中にこもった湿気をとってから、タンスにしまう。 汗の落とし方 夏の衣類の汚れは、ほとんどが汗。汗の98%は水分で、残り2%がアンモニア、尿酸、塩分など。アンモニアは時間がたつと黄ばんできて、洗っても落ちにくくなる。ぬいで2〜3日のうちに手洗い、あるいはクリーニングに出せないときは、汗じみ防止の応急処置だけをしておこう。 汗じみ防止法 @霧を吹く。タオルを下に敷き、衿汚れを中心にたっぷり霧吹きで水分を含ませ、その周りにも少し吹いておく。 A渇いたタオルでたたく。汗を下のタオルにうつすため。けっしてこすったりしないこと。 B汚れの周囲も少したたく。 Cわきの下、袖口もたたく。 Dつるして乾かす。 ※手洗いの仕方は、表示を見て、水洗い可能なら上記のウールと同じ手順で洗う。麻はケバが立ちやすく、磨耗に弱いので、雑巾絞りは避ける。また洗ったら、すぐに干す。 ★POINT3★ のり付けの仕方 @すすぎ、脱水して洗い上がった洗たくものから、のり付けの必要なものを取り出す。 A洗たく槽にヒタヒタくらいの水と、分量(パッケージの表示に従う、固さの加減はお好みで)の洗たくのりを入れ、ぬれたままの衣類をいれて2〜3分回す。のり付けの衣類が少ないときは、バケツでのりをよく溶かし、これに2〜3分、つけおきしてもよい。 B脱水して、そのまま干す。 |
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